ラッパーを目指すらしいあの方に聞いて欲しい日本語ラップ6選
こんばんは。ツナ缶です。
ブログを書くのが久々すぎて冒頭の挨拶をなんて言っていたのか思い出せず、前のエントリーを見に行った結果、特にそういう挨拶はございませんでした。
ブログを更新しなさすぎるせいで、何やらブログトップに広告が掲載されてしまっていたようで、そこからの収益の0.001パーセントでも頂けないかと思っています。
本日は、はてなブログ界隈で話題になっている宮森さんの31歳の決断について触れて、売名でも出来ればと目論んでいます。
あの有名なプロブロガーウォッチャーのHagexさんのエントリーを見て、よっしゃわいも書いたろと思った次第で決して売名したいという気待ちが100%というわけではなく、90%くらいなものです。タイトルもパクらせてもらいました。
本日は私が宮森さん、いや、全国のヒッポッパー達に聞いてほしいヒッポップを集めて見ました。ただ宮森さんは元々ヒッポップに影響を受けていたらしいので、知ってる楽曲が多分に含まれている可能性があります。
また、にわかヒッポッパーな私の選曲ですので、よければ生易しい目で見てもらえればという保険をかけたいと思います。
- MEISOaka外人21瞑想 「防衛本能」
- THA BLUE HARB 「未来世紀日本」
- AMIDA 「般若心経ラップ」
- カクマクシャカ 「image nothing」
- 狐火 「僕に5分だけ時間をください。」
- RHYMESTER 「K.U.F.U」
- 追記
MEISOaka外人21瞑想 「防衛本能」
まず最初はB-BOY PARK 2003のフリースタイルバトルで優勝した
MEISO a.k.a 外人21瞑想の楽曲から「防衛本能」です。
この曲を紹介したい理由は何よりまず何よりラップが上手いっていうこと。
外人21瞑想は東京出身なんですが、その後ハワイに渡ってそこでHIPHOPを学びます。そこから来るものなのか、普通の日本人には無いようなフロウが超弩級にオシャレに感じます。
最近ではフリースタイルが上手い人達もどんどん出てきているんですが、
B-BOY PARK 2003決勝で見せたラップは本当に衝撃を受けました。
対戦相手のMC USKはダンス系のイベントでMCやってたり色々見る機会も
あったので、もうちょっと頑張ってほしかったという気持ちもありけり。
あとは漢VSMC USKの事件も無ければ、B-BOY PARKは
もっと盛り上がっていたのかなと少し残念な気持ちにもなります。
話がそれましたが、この防衛本能って曲は詩的な歌詞と、
その中の言葉選びのセンスが超光っています。ぜひ聞いてみてください。
THA BLUE HARB 「未来世紀日本」
ILL-BOSSTINOとO.N.Oの二人からなるTHA BLUE HARB(ザ・ブルーハーブ)の楽曲から
「未来世紀日本(Future century Japan)」です。
この曲は1曲が1つの物語となっており、まるで小説やドラマを見ているかのような気持ちで聴くことが出来ます。
いわゆるストーリーテリングに非常に優れた曲で、
冒頭から聴き始めて中頃になった頃には最後まで聞かずにはいられないと思います。
「ラップ=ダーティーなもの・悪さをアピールするもの」
みたいに感じている人がいるのも実際にいると思いますが、こういったストーリー調のものもあるよ。というのを伝えたい。
ちょっと系統は違うけど、K DUB SHINEの「スタア誕生」とかもストーリー物としては、かなり良いものかなと。
この曲はディストピア系のSFものみたいな設定で、あるあるものと言えばそうなのですが、その中でうまく韻を踏みながら物語を進めていく気持ちよさと、
そしてILL-BOSSTINOの声がゆっくり語りかけてくる感覚になって、徐々に恐怖がこみ上げてくきます。名曲だと思っています。
AMIDA 「般若心経ラップ」
ちょっと(ちょっとか?)毛色を変えて、現在エビスビーツとして多彩な活躍を見せておられます元韻踏合組合のAMIDAさん。彼の歌う「般若心経ラップ」を紹介したい。
というか別に紹介できるところはありません。
取り敢えず聞いてください。
私はこれもヒッポップだと思っています。般若心経(というかお経全般?)自体が同じような音を繰り返してたり、韻を踏んでるニュアンスが強いですが、
それにビートとフロウを載せるだけですっげーラップになる。って感じ。
フロウってなんだってばよ?っていう人には、この曲のただの般若心経とは違う感じを聞いてみてもらえると、少し掴めるのではないでしょうか。
カクマクシャカ 「image nothing」
ザ・失恋ソングなわけですが、沖縄のラッパーカクマクシャカの「image nothing」です。
カクマクシャカってあまり知られていないですが、現在フリースタイルダンジョンでモンスターとして活躍していた(卒業しちゃったね)ディスの極みメガネことDOTAMA氏と同じレーベルのラッパーです。
この曲は失恋ソングなのですが、歌詞の内容がかなり詩的で、愛を歌いつつも、
やらしくないというか、リア充感とかそういう恋愛観ではなく、プラトニックな愛の感じを表現している・・・と思っています。
カクマクシャカってあんまインタビューとかもないからわかんないんですよね。
でも押韻もしっかいしながら、わかりやすい感じで韻を踏むので、聞いてても非常に耳に馴染むと思います。
ふと海を見ながら黄昏れたい時に聞く曲って感じですかね。
狐火 「僕に5分だけ時間をください。」
次は知る人ぞしる狐火の曲から「僕に5分だけ時間をください。」です。
正直、この曲は全然韻とか踏まないです。
昨今フリースタイル(というかトップオブザヘッド)バトルがどんどん流行していて、韻を踏むことこそ至高、それこそヒップホップという風潮がありますが、
韻を踏むだけではなく、その生き様を映したり、言葉選びだったり、ビートアプローチだったり、フロウだったり、色んな「カッコよさ」が存在していて、それを競って貰えればと思うんですが、
やはり押韻主義が台頭してきますわな。まぁ私も好きですけど。
この曲はどう紹介しようか悩みますが、とりあえず聞いてみて欲しいなと。
これからラップを始めるっていう人とか、これから何か始める人の励みになる曲かなと。
狐火のラッパーとしての半生を語った曲ではあるんですが、どうしたって全て上手く進んできたわけじゃなくて、恥ずかしい部分とか、泥水な部分とかそういうのを全て含んで、その上で、なにくそやってやる!という気持ちになるかなと思います。
一時期こういったポエトリーディングが多かったですが、最近はあまり見なくなりましたね。残念。
RHYMESTER 「K.U.F.U」
最後はこの曲。もう超王道。ライムスターの「K.U.F.U」
普通にやったって勝てないものでも、人間工夫してやれば勝てるんだぞっていうお話し。
ライムスターの曲は泥水飲みまくった経験もあいまって「持ってないやつが持ってるやつに勝つ」という下克上感あるものや、自分たちの好きなもの、自分たちのやりたいことを貫き通すという意志を強く感じる曲が多いですよね。
そしてこの「K.U.F.U」はこれからラップを始めるというなら絶対に聞いて欲しい1曲。
特にマミーDのバースは全部パンチラインだって言っても過言じゃないと思っています。
最後の
バカでも出来るフロウで殺す
バカでも出来るライムで殺す
「オレにも出来る!」
言ったなボウズ 許しはしないぜ三日坊主
このオチはもうほんとカッコイイ。ぜひ聞いてください。
追記
ここまで何曲か紹介しましたが、完全に自分が聞いて欲しい曲だけを選びました。
本当は昔なつかし童子ーTとかも入れたかったんですが、あんまり曲ないね。童夢好きだったんだけどね。
にわか選曲だったかもしれませんが、ちょっと普通のHIPHOPでは聞けないっていう人にも聞いてもらえるような曲も入れたつもりなので、興味ある人は聞いてみてください。
それでは。